パターン(型紙)について
パターンとは?
パターン(型紙)とは生地やレザーなどを裁断するために必要な
「定規」のようなものです。
デザイナーから託されたイメージを元にパタンナーという職人が設計します。
ちなみにパタンナーという名称は日本だけで、
海外では"pattern maker"と呼ばれます。
デザイナーから託されるイメージはデザイン画、写真、映画、古着など様々です。
それを元に現実の服にするために"pattern maker"が具体的な設計を行います。
設計する方法は紙に直接手書きで描く方法と
PCのCADシステムで描く方法とがあり,現代では後者がほとんどです。
基本設計ができたらサイズグレーディングという
サイズごとの型紙を作る事が必要です。
現代でもアナログ形式
CADシステムで紙に出力したあとはアナログな工程に移ります。
「定規」にするために厚紙に移し替える作業があります。
もちろんすべてのパーツとすべてのサイズを移し替えなければなりません。
ちなみにA LEATHERのMoto Jacketだと1品番7サイズで200パーツになります。
この定規を使って裁断するのですが、
裁断士は革の伸びる方向や厚みなどを見極めて裁断していきます。
例えば腕周りは動きやすいように関節があった場所を
裁断することで着やすい服になるという事です。
1着ずつ、1パーツごとに考えて裁断され、
より良い服になるように"pattern maker"は型紙を設計しています。