”MADE IN JAPAN”の価値とは
日本製とは
"MADE IN JAPAN"とは日本で製造された製品のことで、
日本の法律では最終工程を日本で行えば"日本製"と認められます。
例えばパキスタンで革を裁断した状態で輸入して、
アメリカからファスナーを輸入する、
裏地は中国から輸入して日本の縫製工場で縫製した場合は”日本製品”となります。
しかしデザイナー自身が見えないところで材料が調達されることは、
ときには予想もしていない現実を突きつけられることがあります。
近年、産地偽装問題や劣悪な生産現場の状況などコストを重視するあまり
多くの部分に犠牲を払ってきたのはアパレル業界も例外ではありません。
コロナ渦によって加速されたSDGsの価値観、
サスティナビリティや生産現場の技術継承をつなげて持続可能にする。
コストパフォーマンスが高いことよりも
商品の価値を認められるモノを購入するという考え方が
主流になっていることに答えていく。
「日本製」との向き合い方
A LEATHERの製品は縫製だけでなくファスナー、裏地、ボタン、付属するハンガーなど副資材もできる限り
日本製のものを使用しています。
革も日本のタンナーで鞣されたものです。
原皮についても牛革に関しては
日本の牧場で産出されたもののみを使用しています。
その他の原皮も90%以上が日本国内で産出されたものを使っており
それを100%にできるよう努力しています。
ご存じの方も多いと思いますが日本は資源の少ない国です。
そのためファスナーに使われている金属の原料は輸入原料になります。
牧場飼育の為の飼料も輸入原料がほとんどです。
完全に日本製を達成するのは困難な環境ですが、
私たちデザインチームが製品に使う材料を
生産現場で自ら品質確認をするべきだという価値観。
これがA LEATHERの"MADE IN JAPAN"にこだわる理由です。